「最近また電気代上がるって聞くけど、結局どれくらい上がるの?」
東京で一人暮らししていると、こういう“じわっと効いてくる固定費”
って地味に気になりませんか。
4月の電気代、結論:一人暮らしもしっかり上がる
まず、今月の変化をざっくり言うと、4月は3月より負担増です。今回の試算では、東京電力・30A・200kWhのケースで、3月の合計5,801円に対して4月は6,433円。差額は632円アップ。シミュレーションデータの内訳を見ると、基本料金は同じ、再エネ賦課金も同じで、上振れの主因は燃料費調整額の変化です。
なぜ上がる?今回の値上げは“中東情勢”が原因じゃない
ここで気になるのが、「中東情勢で燃料価格が上がってるなら、今月の電気代もそのせいで一気に上がるの?」という話。結論から言うと、4月の上昇は中東ショック本番というより、まず政府の電気料金支援が縮小・終了する影響が大きいです。資源エネルギー庁によると、2026年1〜2月使用分は低圧で4.5円/kWh、3月使用分は1.5円/kWhの支援が入りました。つまり、3月より4月のほうが補助が薄くなり、そのぶん請求額が上がりやすい構造でした。
実際、4月使用分は大手電力10社すべてで値上がりと報じられています。
では、東京電力を一人暮らし目線で見るとどうか。今回の200kWh試算では、
- 2026年3月:5,801円
- 2026年4月:6,433円
- 差額:+632円
となりました。月632円と聞くと「まあそのくらいか」と思うかもしれません。でも、年間で見れば単純計算で約7,500円。動画サブスク1個分くらいは飛びます。固定費はこういう積み重ねが効いてきます。
しかも、今回の値上がり理由は制度要因です。東京電力の公表資料でも、2026年3月分には低圧4.5円/kWh、4月分には1.5円/kWhの支援が含まれていました。200kWhで考えると、この差だけで3円/kWh分=約600円の開きが出ます。今回の試算差額632円とほぼ同じ水準なので、「今月高くなったのは、使いすぎたからというより補助の縮小が大きい」と理解しておくと、かなりスッキリします。

※燃料費調整額を電力量料金に含めて表示しています
※TEPCOホームページの情報をもとにミニマラボが編集、加工したうえ作成されたグラフです。
本当の値上げはこれから?今後の電気代の見通し
じゃあ中東情勢の影響は無視していいのかというと、そうでもありません。ロイターは、イラン情勢を背景に原油先物が上昇していると報じています。ただし、電気料金は燃料価格がすぐ翌月に全部反映されるわけではなく、一定のタイムラグがあります。実際、3月末の報道でも、足元の中東情勢による燃料高の影響は4月料金にはまだ大きく反映されていないとされています。なので、気をつけるべきなのはむしろこの先です。
さらに5月以降は、再エネ賦課金が1kWhあたり4.18円に引き上げられます。2026年度の新単価は2026年5月検針分から適用されるので、4月で終わりではなく、春以降も電気代はやや重たくなりやすい流れです。
今月やるべきことは“節電”よりも“見直し”
じゃあ今月どうするか。答えはシンプルで、契約の見直しです。
一人暮らしなら、まず確認したいのはこの2つ。
1つ目は契約アンペアが本当に30Aで必要か。在宅ワークでもない、同時に家電をあまり使わないなら、下げられる可能性があります。
2つ目は電力会社・料金プランの比較。基本料金が高めのプランより、生活パターンに合った従量単価や特典込みで見たほうが得することもあります。
そのうえで、春はエアコン負荷が落ちやすい季節なので、
「お風呂の追い焚きを減らす」
「冷蔵庫を詰め込みすぎない」
「使っていない照明・家電をこまめに切る」
みたいな地味な行動が意外と効きます。
まとめると、、今月の上昇は“世界情勢が直撃した”というより、まずは補助金の縮小・終了による制度的な押し上げが中心。さらに5月以降は再エネ賦課金の上昇そしてその後は燃料費高騰による影響、暑い夏も控えています。だからこそ大事なのは、「なんとなく高い」で終わらせず、仕組みを知って比較して、固定費を自分でコントロールすること。そこが、暮らしのコスパを上げるいちばん手堅いやり方です。


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