寒い日に帰宅して入るお風呂は最高です。
ただ、ふと気になったことが「湯船にお湯を張るとガス代はいくらかかるのか」ということ。
シャワーだけなら安そうに感じますが、毎日お風呂に入るとガス代はどれくらい変わるのでしょうか。今回は、一人暮らしの浴槽を想定して、お風呂1回あたりのガス代をざっくり計算してみました。
一人暮らしの浴槽は何リットル?
まずは、お風呂の水量を決めます。
一般的な家庭の浴槽は200L前後ですが、一人暮らしのユニットバスだと150〜180Lほどが目安です。今回は中間をとって、160Lで計算します。
お湯を作るときは、水を水温から給湯温度まで温めます。たとえば、
- 水温:15℃
- お湯の温度:40℃
なら、25℃分温める必要があります。水は1Lあたり1℃上げるのに一定の熱(1kcal)が必要なので、160L × 25℃ = 4,000kcal 程度の熱量が必要になります。
お風呂1回のガス代を計算
ここから都市ガスに換算してみます。今回の前提は以下です。
- 水量:160L
- 温度差:25℃
- 必要熱量:約4,000kcal
- 都市ガス換算:約0.4㎥
- ガス単価:220円/㎥で試算(東京ガスの2026年4月検針分を参照)
- 都市ガス1㎥の発熱量=45メガジュール=約10750kcal
すると、
0.4 × 220 = 約90円
となります。実際には給湯効率や設定条件で少し前後するので、お風呂1回あたり約90〜100円と見ておくのがわかりやすいです。「湯船ってかなり高そう」と思いがちですが、1回単位で見ると現実的な金額です。
では、この「お風呂1回95円」を前提に、入浴回数ごとの月のガス代を見てみます。
週3回、週5回、毎日入る場合で試算すると次のようになります。

※試算条件
お風呂1回のガス代を95円として計算しています。
また、お風呂前後のシャワー使用や、毎日沸かさない場合の追い焚き費用などは考慮していません。
つづいて、シャワーとの比較です。シャワーだけならかなり安いのかというと、実はそう単純でもありません。たとえばシャワーを10分(約100-120L)使うと、約60〜70円ほどになります。もちろん、シャワー時間が長くなるほどコストは上がるので、20分近く流しっぱなしなら、むしろ湯船より高くなることもあります。お風呂に入るからと言ってシャワーを浴びないわけではなく、お風呂前後のシャワーは追加コストとなります。そのため、お風呂なしで短いシャワーだけの日を設定すると節約効果が期待できそうです。
追い焚きするとガス代はどうなる?
お風呂に毎日入らないと気が済まない方にとって、活用したいのが追い焚きです。たとえば、冷めたお湯を5℃温め直すとすると、追加のガス代は約15〜20円ほど。1回だけなら大した額ではなくても、毎日一からお風呂を沸かすときのガス代と比較すると月単位ではじわじわ効いてきます。お風呂のコストは「お湯張り」だけでなく、「冷めた分を何回温め直すか」で差がつくわけです。
お風呂を節約するコツ
節約のポイントはシンプルです。
- シャワーだけの日を検討する。
- 追い焚きを活用する。
- シャワーは流しっぱなしにしない。
特別な我慢よりも、「熱を逃がさない」「無駄に温め直さない」、「使いすぎない」の3つが大事です。
まとめ
今回の条件では、お風呂1回のガス代は約90〜100円。
1回95円でざっくり計算すると、毎日入った場合は月2,850円前後になります。
給湯は一人暮らしのガス代の中でも大きな割合を占めやすいので、入浴スタイルを少し見直すだけで固定費の改善につながります。毎日なんとなく使うと見えにくいですが、こうして1回あたりに分解してみると、「追い焚きを増やすだけでも効く」「長風呂+シャワーはかなり高い」といった生活のコツが見えてきます。生活コストは、仕組みを知るだけで案外コントロールできます。


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