東京で一人暮らしを始めると、家賃や通信費、食費には気を配るのに、
意外と後回しになりがちなのが電気契約です。引っ越し前後はやることが多いので、
「とりあえず使えればいいか」と流してしまいやすいとも思います。
でも、電気って一度なんとなく決めると、そのまま毎月なんとなく払い続けることになりがちです。
しかも最近は、電力会社もプランもかなり増えていて、よくわからないまま選ぶと「別に困ってはないけど、ちょっと高いかも」という状態を引きずりやすい。
こういう固定費こそ、世の中の仕組みを少し理解するだけで、生活のコスパが上がります。
電気の契約は「新規」と「切り替え」で違う

まず知っておきたいのは、電気の契約には「新規契約」と「切り替え」の2パターンがあることです。ここを分けて考えると、一気にわかりやすくなります。
新規契約は、引っ越し先で新しく電気を使えるようにする手続きのこと。まだその部屋で自分名義の契約がない状態なので、利用開始の申し込みが必要です。
一方で切り替えは、いま住んでいる家はそのままで、契約する電力会社だけを変えること。
こちらは「面倒そう」と思われがちですが、実際はかなりシンプルです。
停電が起きるわけでもないですし、基本的に立ち会いも不要。
思っているよりずっとハードルは低めです。
手続きは思ったよりずっとシンプル

実際の手続きも、やることはほぼ3ステップです。まずプランを選ぶ。
次にWebで申し込む。あとは利用開始を待つ。これだけです。
切り替えの場合は、今の会社に自分で解約連絡をしなくていいケースが多く、
新しい会社側がまとめて手続きを進めてくれます。スマホで完結することも多いので、
「電気会社を変える」と聞くと大ごとに感じますが、体感としてはサブスクの登録変更に近いです。
ただ、申し込み前に最低限チェックしておきたいポイントはあります。
ひとつ目は検針票やマイページで確認できる契約情報。
特に契約アンペアと、毎月どれくらい使っているかは見ておくと安心です。
東京で一人暮らしなら、使い方によってはアンペアを見直すだけで基本料金が
少し下がることもあります。
ふたつ目は解約金や違約金。キャンペーンが魅力的でも、途中解約にコストがかかるなら
注意が必要です。三つ目は支払い方法。クレカ限定なのか、口座振替に対応しているのか、
ポイントがつくのか。ここは地味ですが、毎月の使いやすさにけっこう効いてきます。
新生活の最初は「安心優先」でもいい

そして、新生活の最初は“安さ”より“安心”を優先するのも全然アリです。ここは少し体験ベースの感覚でもあるのですが、引っ越し直後って本当に余裕がありません。
家具家電をそろえて、住所変更して、仕事にも慣れて、生活リズムも整えないといけない。
そんな時期に「電気の開始日が間に合うかな」「問い合わせしないと進まないかも」
といった不安が増えるのは、正直かなりしんどいです。
そう考えると、最初は東京電力ホールディングス(TEPCO)のような大手を選ぶのはかなり合理的だと思います。利用開始までが比較的スムーズで、設備やトラブル時のサポートもわかりやすい。
困ったときに問い合わせしやすい安心感もあります。
もちろん新電力には料金面の魅力がありますが、Web上だと開通日が最短でも数日後、
場合によっては1週間後ということもあります。急ぎたい場合はカスタマーサポートとのやり取りが必要になったりして、案外ひと手間かかることもあるんです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫
なので、新生活ではまず大手で確実にスタートして、生活が落ち着いてから改めて乗り換える、という考え方で十分です。電気契約は、一度決めたら一生そのままではありません。
最初から完璧な正解を当てにいかなくて大丈夫です。
大事なのは、最初に生活を安定させること。そのうえで、
安定重視なら固定型、節約を狙いたいなら市場連動型、日常の買い物とつなげたいならポイント型、
というふうに後から最適化していけばいい。
電気も、仕組みを知るだけで選び方がかなり楽になります。新生活の固定費は、
勢いで決めるより、少しだけ仕組みを知って選ぶ。その差があとから効いてきます。

コメント